【書評】持たない幸福論 働きたくない 家族を作らない お金に縛られない/pha


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 久々に衝撃的な、説得力のある本を読みました。ハテナ界では有名なphaさんの著書。

持たない幸福論

持たない幸福論 働きたくない、家族を作らない、お金に縛られない

phaさんは京大卒でありながら(はやり学歴はどうしても注目される)、仕事、家庭、人間、環境に縛られずに、自由に生きて死んでいきたいとの考えの持ち主。

収入もどうやらブログと本の印税が主なようで、どうやったら自分の時間を自由に使って生きるか、ということについて方法を模索していく本です。

しかし、意外なことに、生きていく上で、一人きりは辛い、不可能、人との繋がりを持ちながら自由に生きたい、と感じるのが人間の本性であると確信されているようです。

そのためにはどうすればよいか解説してあります。

 

phaさんの主張 働きたくないから働かない

phaさんは京大卒で、普通なら有名企業に就職して、エリート人生を歩むと世間体ではそう思い描かれる。

けれどもphaさんは、体力的にも日本人並みに働くのはしんどいらしい。

1日の大半を自分の好きなことに使って、後はマッタリ過ごしたいらしい。

ちゃんと企業に就職して、定年まで働いて、老後のお金貯めて、という決まり切った固定観念の呪縛から解いてくれるこが書いてある。

これはイケハヤさんとも通じるところがあるのかもしれないが、

(彼の場合はせっせとアフリエイトやブログを書いて収入を得ることに積極的なのでphaさんとは異なる)

ネットの発達した時代、工夫次第で会社勤めをせず、最低限の賃金は稼げますよ、実際僕がそうだし、ということで、

「こういう生き方、可能なんだな」と感心する。

自分は医師という、究極に時間に縛られて究極に世間体に縛られて、究極にキッツイ職業を選択してしまい、時々精神崩壊しかけるのだけど、このphaさんの本を読んで、少し気が楽になった。

 

phaさんの主張 家族を作らない

phaさんは、「人間は孤独ではいきていけないもの」ときちんと認めている。

だけど家族が必ずしも、居心地のいい場所でないと説いている。

誰もが、いい歳になると「結婚」という選択肢が出てきて、今の時代は特に

「晩婚化がヤバイ」

「結婚できないことがヤバイ」

「子供がいないことがヤバイ」

風潮になりつつあるのだけれど、そんな不安も覆してくれている。

昔は男が稼いで女が家を守るというのが固定観念化していたけど、現在は「女も外に働きに出なさい」が推進されている。

けれど、元々共働きで子供を育てるなんて結構無理がある。

男が稼いで女は子育て、家事をやる、というのは1番効率が良かった。

だけど、今って共稼ぎでないとやっていけない夫婦も多いし、日本ってほんとムリポな政策ばっかやってるよなぁと感じる。

子供を作ることは「動物は子孫を残したがるDNA」が組み込まれているため、人間にとったら、自動的に子供作らねば人として欠陥品のように感じてしまったりするのである。

そして、皆が皆家族を作っていくので、残された人々はより一層孤独を感じてしまう。

phaさんもそれを認めている。

phaさんは、その本能的な人間の孤独を解消するため、結婚にしばられずに、数人でシェアハウスを作って共同生活し、子育てもそのシェアハウスみんなで協力するのがいいんじゃないかと、堂々と提案している。

複数の大人で育てたほうが、子育ての負担も少ないし、生活費の負担も少なくなると。

実際そんなことあり?って感じだけど、さすがの京大卒、めちゃくちゃな理論方法だけを書いてあるんではなくて、きちんと説得力を添えて力説してある。

「子供」とか、「家庭」とか、「世間体」に縛られている自分は、そのせいでたまに苦しくなるんだけど、これまた気を楽にしてくれるphaさんである。

 とりあえず、この競争社会、世間体に縛られて苦しむ社会に生きていて、合わない、苦しい、生きづらい、と感じている人にはとってもオススメ。

phaさんのようにすべての呪縛から解き放たれるのは難しい。だけど、もっと気楽に生きていってもいいよな、って、自分は救われた本です。

日本って、生きづらいよね。なんのために生きているんだろう。


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