「なじめないなぁ~。なんでドラえもんが笑ったり驚いたりするとこんなに伸び縮みするんだろ?どらえもんは鉄でできているんだから、こんなに躍動感あるはずないよなぁ。不自然だな~↓」
新ドラえもんをみるとこんなこと感じませんか?昔のドラえもんは無骨な絵でも、ずば抜けた安心感がありました。なんといっても大山のぶ代さんの「ドラえもんらしさ」を聞くと、どうしても旧ドラえもんに回帰したくなります。
旧ドラえもん時代の映画はストーリー構成がすばらしく、大人になって見ても感心させられるます。いかに藤子不二雄さんが博学で、多くのことに造詣が深かったかを感じます。
ということで旧ドラえもん映画おすすめ5選です。
5位 映画ドラえもん のび太とブリキの迷宮
竜の騎士と迷いました。率直に言ってしまえば海底鬼岩城からの5作品、がずば抜けて傑作だったとしか言いようがないのです。竜の騎士はもろに津波を描いていますし、なんとなくはずしました。
ブリキの迷宮の外部評価はそこまで高くないのですが、ブリキがちょこちょこ踊る可愛さと、すこし不気味なところが面白くて5位にしました。
迷宮という怪しげなフレーズから、もっと凝ったストーリーを期待したのですが、ちょっとものたりませんでした。
決め手だったのは、終わり間際にタイムパトロールがやってきて、敵を逮捕して終わりとか、時空警察がちょうどいいタイミングでやってきてあっけなく終了とか、雑なエンディングでなくきちんと工夫して敵を倒しているところです。
名5作以降は、タイムパトロールに頼りすぎて話が台無しになることが多かったので・・・(またタイムパトロールキター!!となるのが残念だったので)
4位 映画ドラえもん のび太の宇宙小戦争
通称「リトルスターウォーズ」。大戦争でなく、小戦争となっているのがいいですね。見どころはなんといっても、スネ夫たちがラジコンに乗って敵を一機残らず撃破するところでしょう。少年ごころをくすぐりますね。
のび太たちが巨人になって大暴れすることろは、韓流ドラマのような大逆転の空気があり、スカっとしますよね。
しずかちゃんがミルク風呂に入るところなんて、女子としてはキュンとときめきますねー。実際ミルク風呂は、臭くてたまらないんじゃないかと思うんですが・・
個人的にはのび太のチーターローションが切れて、将軍の監視ポスターに見つかってしまうシーンが恐怖でした。
なんでドラえもん、チーターローションにしたんだろう。。1分しかもたないって自分で言っているのに。そこはいつもの石ころ帽子でよかったんじゃないか。。。と常々思っています。
3位 ドラえもん映画 のび太の海底鬼岩城
TOP3は甲乙つけ難くて困りますね。海底鬼岩城は夢とワクワクいっぱいです。海の楽しさ満開です。プランクトンからできた食事をイルカを眺めながら食べるシーンなんか最高です。
幽霊船というのも惹かれますね。ダイオウイカに襲われるのもいいです。最近10m級のダイオウイカがいることが発見されたとNHKスペシャルで見ましたが、藤子先生は未来を予測しておられたのでしょうか?
藤子先生の一番の才能を感じるのはバミューダ海域にある魔のトライアングルを映画にアレンジしたことろです。
実際、ここを通過した船や飛行機が何の痕跡も残さず消えると言われており、ブラックホール説や宇宙人説、最近では電子雲説が唱えられています。
電子雲説は、時空のひずみができてタイムスリップしてしまうという超ワクワクの説なのです。
藤子先生はこの魔のトライアングルを、ムーとアトランティスの核戦争にまで発展させたのです。もう盛り込みすぎです。あっぱれです。
個人的に、エルが青い光をみつけて突進してみると、鉄鬼隊だった!!というところの鉄鬼隊の顔がちょーーーーーーーーー!!!怖い!!!!!!!!もう今でも怖い!!!ので、布団かぶりながら何度もそこだけ見ています(笑)
パクパクパークが鉄鬼隊に爆破されるところ、超超超怖い!!! のにポセイドンはちょっと笑えるところが残念。そしてバギーで泣ける。てんこ盛りです。
ちなみに旦那はバリアを超えるところが超怖いと言っています。
2位 ドラえもん映画 のび太と鉄人兵団
海底鬼岩城といい勝負です。鉄人兵団は、とにかくストーリー構成が素晴らしいのです。まず、神様が人間に呆れてアムとイムを造ったところ。とってもあり得そうです。
ロボットたちの無機質な感じが上手に描かれています。ジュドが味方になってくれるところが胸躍りますね!ジュドの頭脳の声が意外にもおっさんくさくてびっくりします。
そしてなんといっても鏡面世界!宇宙から見た日本が全く逆の形!素晴らしい!
ドラえもんの映画では珍しく、本格的にニューヨークまで敵に攻撃されてしまっています。のび太たちは小学生なのに、よく頑張ったなぁ・・・
そして最後にリルル。あそこはマジ泣きします!何度観ても、今観ても、絶対泣いちゃいます。リルル~~~~~!!って叫んでしまいます。ミクロス、僕も泣きたいよね。
全般的に恐怖の映画になっています。最近人工知能が発達していますし、遠くない未来にはあり得る話なんじゃないかと思っています。
ロボットと人間の関係、慎重に進めないと鉄人兵団のようになるかも。
旦那は、ドラえもんの映画にしては社会派すぎて堅いといっています。
1位 映画ドラえもん のび太の魔界大冒険
魔界大冒険はあまり泣けるところはないのですが、本能的にやはり1位です。石のドラえもんとのび太が出てきて、のっけから怪しいムードいっぱいです。魔法のじゅうたんで空を飛ぶところなんて、ウキウキワクワク、超楽しいです。
この映画は冒険性が高いんですよね。氷の世界から帰らずの原、魔物たちの森。そして行き着いた大魔王の城!コワイ!!コワイ!!大魔王の顔!!本格的すぎる!ポセイドンはどこいった?怖すぎるじゃないか!
☆の数で救われるところは見ものです。魔王の心臓、子供向けアニメにしては超リアルに描かれています。
大動脈も大静脈も肺動脈も前下行枝もきちんと描かれています。ただのハートではないのです。そんな心臓に銀の矢を投げ込むなんて、そんなリアルに見せていいんでしょうか。そして魔王の血は緑だった。
この映画には革新的なシーンがあります。一度「おしまい」って出るのです。あれはすごいです。本当に終わったって思いましたから。子供ごころにパラレルワールドってなんだろうってずっと記憶に残っています。
ドラミちゃんが出てくるところはタイムパトロール頼りと似ていて残念なのですが、最後名投手で決めてくれたところはあっぱれです。
ちなみに、旦那と意見が一致したのですが、新ドラえもん版の魔界大冒険、あれはないです。ぶち壊しです。冒険性が削られていて要らないお涙頂戴が入っています。失敗です。名投手が変わっていたのもちょっと違うかなと思います。
以上、観たことある人も観たことない人も、もう一度回帰してワクワクしてみませんか?おすすめ5選でした。
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