free photo by pakutaso
普段から歯に気を配っていますか?歯って軽視されがちですが、実は健康な体ととても関係があります。厚生労働省が打ち出している健康日本21でも、80歳以上の方で20本自分の歯を残すことを目標として挙げています。
自分の歯で噛むということはとても大事で、口周りの筋肉を鍛えたり、噛むことで脳に刺激を伝達し活性化させるという役割があります。
自分の歯で噛めないと、食べる量が減って栄養不良になったり、誤嚥しやすくなったり、痴呆の促進にも関係しているとされています。
自分の歯を残すというのはとても大事なのです。そこで、日頃自分が実践している歯の手入れ方法についてご紹介したいと思います。
- 気を付けるのは食べ物から
- 毎日のお手入れは、電動歯ブラシ、手動歯ブラシ、フロス、フッ素塗布、細菌除去
- 少なくても年2回は一度予防歯科を実践している歯科医の点検を受けるのが大事
- 手入れを始めるのに遅すぎるということはない
気を付けるのは食べ物から
まず気を付けたいのは食べ物です。キャラメルや甘味飲料は最も虫歯を作りやすいといわれています。ほかにアメや、チョコレートなどもそうです。結局甘いもの全般が歯には良くないということです。
これはつらいですねー。甘いもの大好きな身としては全部を断ち切るのは難しいです。チョコレートだけは確保して、ジュース、キャラメル、アメは一切とらないようにしています。もし食べたとしても、速攻歯を磨くようにします。
ジュースは実際入っている砂糖の量をみるとびっくりします。スポーツドリンクも同様です。運動後の塩分補給などは仕方ないですが、むやみやたらとジュースを飲むのは控えたいものです。
甘いものでも、キシリトールガムなどは食後に噛むと虫歯予防の効果があります。ちょっとお口が寂しいときは、ブドウ味のキシリトールを噛むと歯にもいいし、噛むことで満腹中枢も満たされます。
毎日のお手入れは、電動歯ブラシ、手動歯ブラシ、フロス、フッ素塗布、細菌除去
朝昼晩歯を磨けばいい時代ではなくなってきています。自分はまず電動歯ブラシで磨きます。いわゆる超音波歯ブラシを使っていて、つるつるに汚れをおとしてくれます。その後手歯ブラシで、電動歯ブラシで磨けない部分を丁寧に磨きます。
歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れは落とせないので、1日のうち1回はフロスを使って歯間をごしごし掃除します。よごれがごっそり取れます。歯間ブラシやフロスはお高めのものが多いのですが、自分はディスカウントスーパーの50本100円のを使っています。自分がきちんと磨ければ、安いものでも大丈夫です。
夜寝る前はフッ素を歯に塗布します。目安はフッ素を歯ブラシで歯にこすりつけて、1分放置。(3分が推奨されています)フッ素があまり落ちないように、うがいは軽めにします。
朝は最近除去のため、コンクールを水にとかして30回くらいグチュグチュしています。口の中にカンジダなどの細菌がいると虫歯になりやすいといわれています。
歯周病菌がいると、もうアウトです。歯周病菌は人から移るので、飲み会の時のコップ回し飲みや、箸の使いまわしに注意してください。
少なくても年2回は一度予防歯科を実践している歯科医の点検を受けるのが大事
日頃お手入れを頑張っていても、間違ったお手入れ方法や磨き方が甘いなどのせいで虫歯になることがあります。その状態をチェックしてもらうのが予防歯科。歯の状態から、手入れのチェック、指導まで、厳しくやってくれます。
予防歯科でやってもらえるのは、溜まっている歯石の除去。歯石は汚れが固まったもので、歯磨きではなかなか落とせません。それからバイオフィルム除去。バイオフィルムは虫歯の好む居場所で、これがあると虫歯になりやすいのです。
そしてフッ素塗布と口内にいる細菌の検査。ここでカンジダが少しいるくらいならいいのですが、歯周病菌がいるとおおごとになります。歯周病は最も危険な病気で内服薬に切り替えて、長い年月かけて治療します。放置すると歯を失うこともあります。
自分の行っている歯医者さんは、予防歯科に力を入れているところで、まずレントゲンで虫歯のチェック→歯茎の状態チェック→歯磨き指導→歯石除去→バィオフィルム除去→フッ素塗布→細菌チェックまで、全部やっていただけます。
「余計な歯を最大限削らない、神経を抜かない」をモットーに治療されています。歯は、一回削るとあとは弱くなっていくだけなんですね。だから削らない治療に力を入れている歯医者さんを是非みつけてください。神経抜いたら歯に栄養がいかなくなってしまいます。簡単に神経抜く歯医者さんはあまりお勧めできません。。
手入れを始めるのに遅すぎるということはない
自分の歯は神経を抜いたことはないですが、虫歯が結構あります。友人で、虫歯が1本もない綺麗な歯をみてから自分の歯がコンプレックスになっていました。虫歯になりやすい人っていうのはいるもので、赤ちゃんのころに親から虫歯菌をもらったためなどと言われています。
しかし、可能な限り自分の歯を大事にしたかったので、20代後半くらいから歯のお手入れを積極的にするようになりました。今、日本で50歳前後の方で、1年以内に歯科検診に通う方は15%くらいです。
50歳でも遅くありません。自分の今ある歯を大事にするために、まず予防歯科へ定期健診にいってみませんか?その努力が、数年後の健康を左右します。
以上、予防歯科のススメでした。
スポンサーリンク