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紫外線のきつい季節になりました。女性の肌は歳を重ねるごとに、それまでに浴びてきた紫外線の影響が確実にだんだん表れるようになります。
いくつになっても白くてハリのある肌を保ちたいですよね。ある程度の老化は仕方ありませんが、お手入れ次第で肌の状態は変わってきます。そこで医師である自分が実践する、安価で手軽にできる、いつまでも若々しい肌を保つ基本の方法をご紹介します。
まずは何より紫外線対策を丁寧に
紫外線は肌の老化の諸悪の根源です。若いころにプールや海で真っ黒に焼いた肌の積み重ねは、必ずあとになってやってきます。白くてしわのない肌を保つためには紫外線対策がかかせないのです。
必須アイテムは
1.日傘
2.日焼け止めクリーム
3.保湿クリーム
の3点です。外出するときは、ちょっとスーパーへ出かける短い距離でも、必ず日傘はさすようにしています。地面からの照り返しがあるので、日焼け止めクリームも塗ります。
ただ日焼け止めは肌に負担がかかるので、外から戻ってきたらなるべくすぐ洗って落とすようにしています。
紫外線は少し浴びただけでも肌の水分を奪います。これを放っておくと、しわの原因になります。ちょっとカサカサするなと思ったら、すぐ保湿するようにします。
自分は多い時には30分間隔で保湿クリームをたっぷり塗ります。その際、ファンデーションなどを塗っているとクリームが塗りにくいのでなるべく地肌でいるようにしています。
保湿は肌が乾燥したらすぐに!が原則
肌の乾燥は小じわの元です。ちょっとカサカサするなーと思う前に保湿クリームを塗ってください。外出する前や、外から戻ってきたあとはすぐにたっぷり塗るようにしています。
お風呂から上がったあとも洗顔料で肌のうるおい成分が落ちているので、すぐ保湿をするほうにしています。
保湿クリームというと、何千円もする高いのがいいと考える方もいらっしゃると思いますが、保湿は質より量だと考えています。高い保湿剤は量を塗ると、すぐになくなってしまいます。
自分の使っているクリームは600円でたっぷり入った安価なものです。これだと量を気にせず、好きなだけ使えます。1ヶ月2個ほど消費するので1200円くらいです。化粧水も一切つけません。お手入れは乾燥したらクリームを塗るだけです。
それだけでも、肌がきれいだねって結構言われます。
肌の手入れは朝と寝る前というよりは、乾燥したらいつでもお手入れ!という感覚の方がいいと思います。小じわができる前に速攻保湿!が原則です。
美白にはビタミンCが効果的
ビタミンCは紫外線でできてしまったシミを、メラニン色素を還元することで色を薄くしてくれます。
また紫外線の影響でできる活性酸素を取り除き、ビタミンE合成を促進して血行を改善し新陳代謝を高める効果があります。
新陳代謝が高まると、肌のターンオーバーもはやくなり、シミが薄くなるのを助けてくれます。
ビタミンCをサプリメントで摂取するのもある程度効果的なのですが、アスコルビン酸をそのまま摂取する方法が最も効果的だと考えています。
アスコルビン酸は薬局で手に入ります。そのままだととても酸っぱいので、オブラートに包んで飲んだりします。
できてしまったシミはどうするか
一度できてしまったシミはなかなか元に戻りません。美白化粧品を塗り続けていたらちょっと薄くなった、などの広告をみかけますが、元の真っ白な肌はなかなか難しいでしょう。
そんなときは、おもいきって美容皮膚科に行きます。いわゆるレーザーでシミを焼いて根本から取ってしまう方法が一番簡単で効果的で、高い化粧品を使うよりも経済的だったりします。
かつて自分も5ミリ四方のシミができてしまったことがありますが、さっさとレーザーで取ってしまいました。跡も残らず、綺麗に元通りです。費用も5000円はしなかったと思います。
そんなに痛くないですし、レーザーで焼いてから2週間で新しい皮膚ができます。ちなみに、有名なチェーン美容外科もいいのですが、きちんとした皮膚科診療を軸としている病院をお勧めします。
皮膚科専門医の方が、おそらくシミに関しては専門知識をきちんと持っておられると思います。
日本人は美容外科に抵抗がある人も多いと思いますが、美容皮膚はメスを入れたりするわけでないので気おくれする必要は全くないです。
お気に入りの美容皮膚科を見つけてください。良心的なクリニックは費用もそんなに高くないはずです。
以上、自分が実践しているお手入れ方法でした。そんなに難しくないし、安上がりです。興味のある方は試してみてください。
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