映画をみてつまんなかったら「時間かえせ!」「金かえせ!」と思ってしまうタチですが、HuluとAmazonプライムを契約しているので、つまんなくても元をとった気分になってお得感に浸れます。
クローズZERO
制作年 2007年
原作 高橋ヒロシ
監督 三池崇史
脚本 武藤将吾
●この映画の点数
60点
●この映画に一言
俳優を豪華にすればそれなりにサマになるんですね
数年前に話題になったのを覚えています。映画を見てみると、「クローズ」に出演して出世していった俳優が多いことが確認できます。
なるほど、確かに存在感がある人ばかりですね。小栗旬さんと山田孝之さんはそんな格好良くないのに、何故あそこまでもてはやされるのか常々疑問に思っていたのですが、この映画での活躍を見れば納得できました。
「クローズZERO」は小栗旬によって2割増し、山田孝之で3割増し、やべきょうすけによって4割増し面白くされている、俳優の力が強い映画です。
1番の功労者は やべきょうすけ さん だろうと思います。あの演技、すごいはまってるし感心しました。やべきょうすけさんが面白味と味を添えてくれてなければ、話が成り立たなくなるくらいです。
途中チラホラ出てくる、黒木メイサのダンスとか歌は要りません。歌も下手だし。あんな色ボケ入れずに原作どおり男だらけの食物連鎖(弱肉強食?)の世界にすればよかったのに。ジャニーズの影がチラついて、興醒めしてしまう配役でした。
カット割りとか、描写とか、がスゴく綺麗。日本映画には珍しいこだわり。監督のセンスが光っています。だから有名なのか?
医者でも大企業でもブログでも、どこの世界でも「ヒエラルキー」は形成されるもので、男は「てっぺん」取りたがるのが性なんでしょうね。
あの世界で「てっぺん」取るには、子供には何をやらせるのが1番効果的なんでしょうか?ボクシング?柔道?空手?
相撲は強そうだけど俊敏性に欠けるだろうし、吉田沙保里は無敵そうだけど、レスリングは殴る蹴るには役立たなさそうだし。
殴るも蹴るも鍛えられる、「キックボクシング」がいい気がしますね。子供にサッカー習わせるのもいいけど、万が一「クローズ系」の高校に入ってしまった時のために、格闘技を一個やらせないとな、と思った映画でした。イジメ対策にもいいはず。
とくに内容もなく、不良たちの抗争をイケメンがやるっていう喧嘩シーンが主なので、「なんかスカッとしたい」ときにオススメです。山田孝之と小栗旬のスタントは、素人っぽさがなくてまぁまぁ迫力があります。
最後までお読みいただきありがとうございました。
スポンサーリンク