ブログを書き始めてphaさんの存在を知った。
集団やコミュニティが苦手で、普通のサラリーマンとしては生きられなくて、結婚することや家庭を築くことも苦手な高学歴ブロガー、phaさん。
国立大学の理系学部には、一定数こういう人間がいたように思う。
「社会不適合者」と呼ばれてしまう人たち。そんな人が「ひきこもらない」とは?
意外なタイトルだったので読んでみた。
「ひきこもり」がちな人が「ひきこもらない」ための知恵がいっぱい
普通の社会人として生きられない人も、何かしら「承認欲求」を持っているものだ。
人が苦手だからといって、永遠に家に引きこもって、廃人のようになってしまうことに抵抗がある人も多い。
phaさんもその一人で、自分もその一人である。
昔からではないが、集団コミュニティが大の苦手。
特に飲み会が嫌いで、あの無理にでも楽しそうにしなければならない雰囲気が、押し付けがましい。
医師が集まって、お互い見え透いたお世辞で褒め称えあっている姿もヘドが出る。
うちの旦那は飲み会が趣味で、人に囲まれて楽しくやることを生きがいにしているのだが、よくあんなに長時間、くだらない時間を過ごさせるよなって思う。
一緒について行ったことがあるが、あんな地獄な時間もそうそうない。
楽しみを他人ありきに置くことは、なんの意味もないし、リスクがありすぎる。
phaさんは、1人でも、楽しみ、生きがい、承認欲求を満たす方法を色々と提案している。
ファミレスはとても共感できて、変に高級なレストランに行って、甲斐甲斐しく世話焼かれたり感想聞かれたり、料理の説明されるより、適度にほっといてくれて、人肌を感じられるような、そんな場所が好きだ。
基本的にどの項目も、人はいっぱいいるけど、1人でも寂しくなく、気ままに過ごせる方法や場所のヒントを、phaさんは書いてくれている。
中でもサウナへの熱量が伝わってきた
サウナはただ暑くて気分が悪くなるし、我慢比べのようであるのでなんだか苦手だった。
しかしphaさんは、あるきっかけでサウナが好きになったようで、サウナへの想いが熱く語られている。
サウナで頂点に達するには、入り方や水風呂との駆け引きなんぞがあって、上手くやると脳天さーっと突き抜けるような快感を味わうことができるそうだ。
読んでいて、なんだか麻薬のようであるので、ぜひ自分もその境地に達してみたいと思った。
サウナが好きになったら、理想のサウナを求めて旅をしたくなるようだ。
温泉付きが全国の温泉を飛び回るのと似ている。
楽しみと、行動力が一体化して、ひきこもらずに済むので、なにか好きなことを見つけることはかなりいい。
他にも、楽しめて、ひきこもらずに済む行動方法がたくさん書いてあるので、家でうじうじしているひとは読んでみるといい。
Phaさんは豪華なシェアハウスに引越しされたようだ
小耳に挟んだ話によると、お金持ちの友人が出資して、豪華なシェアハウスを設立し、phaさんはそっちに引越ししたようだ。
これを聞いて
「もはやニートではない、セミリタイアだ」
などと論調するブロガーがいたが、phaさんにとってはそんなこと、もはやどうでもいいのだと思う。
社会不適合者が集まるシェアハウスを増やして行って、いつか街を作れたらいいな、などとも書いてあったので、その1stepだろう。
社会不適合者が暮らす豪華シェアハウス、なんだか歪みも出てきそうで、自分の予想だとphaさんはまたどっかに引越しするような気がする。
なんにせよ、その記録も面白そうなので、次巻を待つことにしよう。
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