2007年公開
原作 一色まこと
監督 小島正幸
脚本 蓬莱竜太
●この映画の点数
60点
●この映画に一言
展開はのだめカンタービレに似てます
「ピアノの森」は原作があるようです。1998年から「ヤングマガジンアッパーズ」で連載開始され、休載や掲載誌廃刊をはさんだ後、2005年より「モーニング」で連載再開されました。
2007年に映画化され、第12回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞しています。
個人的にピアノに縁があるので、全体的には楽しめました。
天才ピアニストの息子が、いくら熱心に英才教育を受けて努力しても、ピアノの天才には叶わないという、芸術は総じて「天才>努力」の天才が優ってしまうという構図が「のだめカンタービレ」と一緒でした。
「ピアノの森」でも「のだめカンタービレ」でも、主人公が大した準備もせず、いきなりピアノコンクールに出場します。
天才が第1位を獲得するのかと思いきや、やはり人生はそう甘くないというところを見せたいのでしょう。
のだめはコンクールの大事な場面で「今日の料理」のイントロが頭に流れて演奏がストップ。腕は一流だったけど賞は取れなかった、に似た展開がピアノの森でも見られました。ピアノの森では「モーツァルトのおばけ」が邪魔していましたが。
主人公の声優さんが上手いなあ、誰なんだろう?と思っていたら、上戸彩さんだったのでびっくりしました。上戸さんってああいう実力あるんですね。。意外です。
この映画は、ピアノの練習が嫌になって、ピアノを辞めたくなった時に見るのがオススメです。
音楽は技術も大切だけど、突き詰めると自分が楽しくやるのが1番。ピアノって楽しいなぁ〜って思っていた頃の心を取り戻し、初心に返るきっかけを与えてくれます。
のだめカンタービレを見ていない人は十分楽しめるでしょう。しかし、のだめの方が数段面白いので「ピアノの森」をみて気に入った人は「のだめカンタービレ」をみると、より一層ピアノが楽しくなると思います。
ちなみにマンガの方は、のだめ も ピアノの森 も人気があるようですね。ピアノの森は漫画の方を読んでみたくなりました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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